VooBeeクロックアップ
 
 


あけたとこ


 
このマシンは、BookPCとかいう名前のベアボーンキットで、CPU、メモリ、HDDだけ買ってきてくっつければ動くという、お手軽なコンパクトマシンである。ビデオやサウンド、100MのLANやモデムまでも内蔵。しかし、拡張性は限りなくゼロ。拡張スロットはないのでUSBくらいしかない。
CPUはソケット370だけ。FC-PGAには非対応なので、celeron533MHzまでしか使えない。過激なオーバークロックをするにしては、冷却の面で問題アリか。

 
そもそも、intel 810チップセットはUltra66やPCIバス6本とか結構まともな機能を持っているんだけど、このマシンではそれらは削除されている。ATA/66すら使えないのは謎としか言えない。しかも、クロック設定を変えると起動しないので、定格でしか動かせない。せっかく512MHzで動くceleron300AMHzを手に入れたのに、定格でしか動かないんじゃもったいなすぎる。

ってことで、クロックアップとなるのだが、BIOSでクロック設定ができない以上、手でやるしかない。通常、コンピュータのCPUやメモリのクロックはPLLと呼ばれるICで生成される。このPLLチップは、だいたいCPUの近くに実装されていて、その近くには水晶発信子(クロックオシレータ)があるはず。まあ、基板を見りゃわかる。


 
 
 

まざー


 
マザーボードをはずしたところ。メーカや型番は不明。謎。

実はこのベアボーンキットの電源装置は100Wで、かなり心もとない。しかも、電源装置からは5Vがほとんど出ていない。HDDやCD-ROMなどのドライブ系の電源は、なんとマザーボード上でつくり、そこからドライブに送られている。したがって、あんまり電気食いなドライブをつなげるとマザーが焼ける。


 
 
 

うら


 
マザーの裏。特にどうってことはない。1本手製のジャンパが走っていた(電源まわり)。

 
 
 

PLL


 
こいつがPLL IC。ICSの「9248BF-73」。基準クロック14.318MHzから、CPU、メモリ、PCIバスのクロックを生成する。データシートを見ると、足のピッチが0.64mmくらいで、以前換装したi386SXといい勝負。ホントにできるのか?

 
 

完成

作業中の様子。とりあえずCPUとメモリに100MHz、PCIに33MHzをつっこむので、12番ピンを剥がしてGNDに落とす(下の図参照)。

 

テスト中

んで、やってみて電源を入れてみたけど、ピーピー言ってて起動せず。GNDをはずすと何事もなかったかのように起動。うーむ・・・。
11番ピンも使って他の組み合わせも試してみたけど結果は同じ。
そのうちIC自体がやばくなってきたので、仕方なくあきらめ元通りにもどす。

さてさて、何がまずかったのかな?
考えられることとしては、BIOSでクロック設定をチェックしているか、根本的に間違っているか。オーバークロックでは起動しないように細工しているBIOSは実際にあるらしいので、そうかも。

とりあえず、このICはもうやばいので、素直にceleron533の購入を検討。


データシートより抜粋


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